こんにゃちは!
猫ちゃんを飼いはじめて、迷われることの一つに動物病院選びがあると思います。
日本全国に動物病院は約1万2000院程存在します。
私も初めて動物病院を探す時にはありすぎて迷いました。
調べた動物病院の中に、「当院はキャットフレンドリークリニック(CFC)です!」という謳い文句を目にした方も多いのではないでしょうか。
今回は「キャットフレンドリークリニックって何なの?キャットフレンドリークリニックを選ぶべき?」という飼い主さん向けた記事を執筆しようと思います。
キャットフレンドリークリニックとは?
キャットフレンドリークリニック(Cat Friendly Clinic)とは、イギリスに本部を置く国際猫医学会である、ISFM(International Society of Feline Medicine)という猫の健康と福祉に関⼼を持つ獣医師のための国際的な⾮営利組織が定めた規定を満たした動物病院のことです。
満たす条件のレベルにより、ブロンズ、シルバー、ゴールド、の3種類があります。(ゴールドが最上位)
私も実際に動物病院のキャットフレンドリークリニックの申請を何度も請け負ったことがあるのですが、非常に多岐にわたる規定があります。
求められる規定は大きく分けて3つの要素が求められます。
1.猫に対して適切な振る舞いがされているか
例えば、スタッフが猫の性格を理解し、穏やかでリラックスした態度でハンドリングしているかどうか、猫専任従事者がいるかどうか、など。
2.猫に関する正しい医療知識、処置、ケアなどがあるか
例えば、スタッフが猫の医療に関するセミナーや勉強を定期的に行っていたり、入院中の処置が適切かどうか、など。
3.病院が猫の特性を理解した正しいデザインやレイアウトになっているか
例えば、音やにおいに敏感で犬を怖がる猫のために、犬猫で診察室を分けているか、猫専門の診療時間を設けているか、など。
キャットフレンドリークリニックは、上記を満たした動物病院であり、猫にとって優しい病院と言えます。
ISFMの公式HP https://icatcare.org/veterinary/isfm/
キャットフレンドリークリニックのガイド https://catfriendlyclinic.org/app/uploads/2021/07/JA-CFC-Guide-2021.pdf
キャットフレンドリークリニックって何がいいの?
キャットフレンドリークリニックの何がいいのか?と言われるとずばり、猫ちゃんへの配慮が行き届いた優しい病院であることかと思います。わかりやすいメリットとしては以下の4点かと思います。
- 猫専用の待合室がある
- 猫限定の診察し時間が設定されている
- 犬と猫で診察室が分離している
- 比較的建物が新しくて綺麗であることが多い(レイアウトやデザインの要件があるため)
犬に比べ、ペットとしての歴史が浅く、まだまだ動物病院はどちらかというとワンちゃんメインで運営されているところが多いです。
しかし、日本ペットフード協会が全国の犬猫飼育頭数を調査し始めて以来、2017年に初めて犬よりも猫が上回りました。2022年の時点で、犬が約705万頭、猫が約883万頭です。
このことからも、動物病院にとって猫の存在感は増してきたとも言えます。
音やにおいにに敏感で、ワンちゃんが怖い猫ちゃんにとって、猫専用の待合室があったり、猫限定の診察時間があることは飼い主にとっても安心ですね。
キャットフレンドリークリニックを選ぶべき?
キャットフレンドリークリニックを選ぶべきかどうか、という疑問に対してですが、近くにあって、相性の良い獣医さんがいるのであれば選んだらいいのかな、くらいだと個人的に思います。
正直に言うと、獣医療のレベルはキャットフレンドリークリニック認定をしていない他の病院と比べてそれだけでは差はないです。
在籍する獣医さんも千差万別なので、自分と相性のいい先生を選ぶ方が大事だと思います。
ただ、前述したメリットがあるので、選んで損をすることはないですし、病院嫌いな猫ちゃんにとってはありがたいと思います。
もこなのかかりつけの病院はキャットフレンドリークリニックではないのですが、隣の駅にキャットフレンドリークリニックがあるので行ってみてもいいかなと思っています。
病院選びに関しては、結構獣医さんによって考えや治療方針は変わってくるので、少し違和感を感じたらセカンドオピニオンなどをするのもいいと思います。
もしもの時に信頼できる先生やスタッフさんがいてくれることはとてもありがたいですよね。
自分に合った動物病院をつくって、ハッピーにゃんライフを過ごしましょう♪
もこなの飼い主でした。
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